動物病院設計・動物クリニック開業支援はタック設計室

ユーカリ動物病院は鈴鹿山脈のふもと鈴鹿サーキットに向かう道の通り沿い、鈴鹿市の中心部に位置しています。
通りに面した間口が少なく難しい土地でしたが、土地の面積が300坪と充分広く、屋外の広いドッグランと、停めやすい駐車場が確保できるところがポイントでした。

建物の外観はしゃれたカフェテリアのようにというご要望から、白い外壁にグリーンの縁取り、ピンクの看板に文字のアクセント。 白い外壁は２種類の素材を使用しています。
１つは艶のある真っ白なタイルに白いモルタル目地、年数がたつとだんだんタイルの白さが際立っていきます。
もうひとつは左官仕上げで南海のような動きのある模様。いずれも近くによっていくほど建物の表情が現れてきます。 全体的には赤いテントで明るさとかわいらしさを表現しています。

病院専用のドッグランも遠くから見ると外壁に見えますが建物に近づくと中の動物を見ることが出来ます。
また院長の希望で待合室から見ることの出来る屋外ドッグラン、ここでは将来しつけ教室も開きたいとのことで、待合室からも出入りできる大きな開口部を設けているのが特徴です。
お客様のためのドッグランと、建物外から見えるトリミングルームで、クライアントに開かれた病院をテーマにしています。
トリミングルームの入口は病院とは別になっていますが受付は病院スタッフが兼務できるようになっています。
明るい待合室に面した診察室のドアは軽量のスチールドアにしています。
建具の枠は診察室への出入りの際リードで傷ついてもスチール製なので塗装で簡単にメンテナンスができます。
手洗いの横に手荷物も置けるよう飾りだなを設け、待合室の壁際はどこでも掲示できるように天井から掲示物を掛けられるようになっています。